インタビュー

清水 いく子

今年で72歳。自分にできることを見つけ、楽しく働き続ける。

清水 いく子

2009年にエターナルキャストに入社、今年で72歳。住宅型有料老人ホーム「ブロッサムビレッジ立川」のTSS(トータルサポートスタッフ)として勤務し、介護職員と連携しながらサービスを提供している。周囲のスタッフの協力もあり、彼女にしかできない仕事、彼女だからこそできる仕事を担ってくれている。

還暦を目前に入社を決意

「大丈夫」に背中を押されて

エターナルキャストに入社したのは13年前。当時すでに59歳でした。前職では老人ホームの厨房スタッフをやっていたんだけれど、朝早いし、当時は職場の雰囲気もあまり良くなくって、他にいい仕事がないかな~と探していたんです。

そんな折に目に留まったのが、エターナルキャストの求人折込チラシ。 TSS(トータルサポートスタッフ) という聞きなれない職種だったけれど、よく読んでみると仕事内容は、お部屋の掃除や洗濯など。日中の仕事だし、自分のペースで出来るのもいいなぁと思って。それで、思い切って応募してみたんです。

応募の電話をした時に対応してくれたのは、管理者の宇野さん。「私、もう60歳近いんですけど…」と伝えると、「大丈夫、大丈夫!その歳でも無理なく働けますよ~」と明るい声が返ってきました。私自身はまだまだ働ける自信はあったけれど、それを受け入れてくれたことが嬉しかったですね。宇野さんが「大丈夫」と言ってくれたので、ここで頑張ってみようと思えました。

現在の仕事内容は…

勤務は8時~16時。「ブロッサムビレッジ立川」に入居する方のお部屋の掃除や洗濯、トイレ掃除、食事の配膳・下膳、お薬を飲むための水やお茶のご用意など、生活のお手伝いがTSSの仕事です。

みなさん当社の訪問介護を利用してくださっているのですが、訪問介護って法律で決まりがあって、ご利用者様のお宅でサービスを提供できる時間の上限が定められているんです。限られた時間で介護を行わなければならないので、掃除や洗濯といった細かな身の回りのお世話までカバーするのは大変。でも、ご利用者様にとってはどちらも大切だし…。そこで訪問介護では行き届かない部分のサポートをするために私たちがいる、という感じですね。

洗濯物を干しながらご利用者様と世間話をするのも楽しいひと時。みんなの役に立てること、楽しく続けられることが、この仕事を10年以上続けられている理由かもしれないですね。

労いの気持ちが嬉しい

一緒に働くスタッフに子どもが生まれた時には、孫が出来たようで嬉しかったですね~。長い付き合いのスタッフも多いから、お互いをよく理解しているし、居心地の良さは抜群。これだけ年齢が離れていても、気軽に接してくれるのもありがたいですね。若い子と一緒に仕事をしていると色々なことを知れて、いい刺激になっています。

私は多少の力仕事も「できるできる~」って思っているけど、逆に周りのスタッフが「清水さんにそんな重いもの持たせられないよ~(汗)」「腰やっちゃうよ!?」と心配してくれて。どうしたら私が無理をせず働けるか考えてくれたり、私でも出来ることを見つけてくれたり、本当、大事にされているなと思います(笑)。

管理者から見た清水さん

チームに欠かせない潤滑油

施設立ち上げから色々とありましたけど、メンバーも段々とまとまりが出て来て、家族のようないい組織になってきたと感じます。お互いがお互いを尊重していて、ちょうどいいバランスになっているというか。その中で清水さんの存在は大きいと思うんです。業務面でも介護職員が出来ない部分をTSSが補ってくれていて、そのおかげでご利用者様にご満足いただける質の高いサービスが提供できています。

業務外の部分でもスタッフの隙間を埋めてくれるような存在で、スタッフの子どもが生まれた時にはお祝いをくれるなど本当に家族のような関係性なんですよね。清水さんがいることで、いいチームワークがつくられているのだと感じます。

清水さんのパワフルさはこの先も衰えることはないでしょうから、こちらから引退時期を決めることはありません。彼女にしかできない仕事を、彼女が満足するまで続け、楽しく働いて欲しいです。(管理者・宇野)

1日のスケジュール

  • 13:00 エターナルキャスト おひる

他のスタッフを見る